甲武信ヶ岳・3毛木場から千曲川(信濃川）日本で最も長い河川の源流へ

9時36分（入山から1時間12分経過）

登山道は沢そのものだ！！

だが、水量が多い訳ではなく、石跳歩行で濡れずに進む事は可能

こちらは沢の様子。

どうも、iPhoneのカメラでは色が出ていない、、。

実際にはこんなグレイッシュな風景ではなくもっと鮮やかな緑色だった。

登山用にコンデジでも購入しようかな、、。

再びこちらは登山道、、

最早、沢との境界が意味不明！！！

程なくして進入禁止ロープ（何度かこういったロープ箇所はあった！）

崩落等、何らかの事情により現在は迂回路が正規ルートとなっていると推測する。

ロープに沿って進んでい行くと立派な道ができている。

（そもそも、こちらが本来のルートかもしれないが、、、）

所々に括り付けられたリボン

すぐに、千曲川が見えてきた。

多分眼下に見える川岸が嘗てのルートだったのではなかろうか？

時間的にはそろそろナメ滝に着いても良さそうな頃なのだが、、、

実はこのルート沢と苔で大変素晴らしいのだが、

陽射しも殆ど入らず、風景の変化も少なく、やや単調である。

沢から約3M～5M程度の高低差で道は延びている。

ゆるゆるコースとは既に言えない様なレベルの道になている。

補強のために山道に材木を埋め込んだのか、、或いは土に埋もれかかった元桟橋か？

勾配は殆ど無いに等しいレベルの道だが、足元は浮き石を始めとして非常に悪い。

そして再び千曲川に接近！

右側には進入禁止のロープが張られているが、

実は復路でこのロープの向こう側から出てきてしまった。

ロープには特に警告等何もぶら下がっておらず、反対側から出てきた場合

こちら側が進入禁止エリアに見える。

出てきた時は進入禁止の向こう側から出てきてしまったと直ぐに気がついたのだが、

果たして本当にそうなのか？と

記憶に残る景色を見つけるまでは道迷いを疑ってしまった！

そして、、

千曲川の様子が一変した！

もしや、、、

怪しい腐敗桟橋を渡り、、

ワイルドな岸壁を掠め、、先へと進んだ

今度は割れた大岩が山道の一部となっている

苔に加え湿気でこの岩は随分と滑るので注意が必要だ！

おおおっ？

あの向こうに見えるのは、、、、

ナメ滝だ！！！

9時46分（入山から1時間24分）

ナ、、ナメ滝、、、予想していた以上に、、、、、

ちいせえ、、、

でも、、単調な世界にこの変化はありがてえ！！！

ナメ滝を過ぎ先へと進むと、、

いよいよ苔苔モフモフ地帯の核心部と迫る！！

苔と湧き水に埋もれた道を桟橋で越えていく！

これは大変素晴らしかった！！！

そして、水没エリアを過ぎ、

やっと出たぞ距離表記！！！

俺はあんたを待っていた！！！

しかし、、、

なんてこった、、1時間30分近く歩いて、、源流までまだ2ｋｍ以上あるのか！！！

どんだけこの沢は山中深くまで延びているんだ！！！！

そこから再び、、、

一旦沢から離れ、標高を上げながら登山道は進んでいく。

浮き石も多く、

実は、、復路では何度も滑り、1回は本格的な転倒、、、

お陰で足の爪が4枚程瀕死になり、その痛みで毛木場駐車場まで無駄に時間がかかってしまった。

指導標を過ぎ先へと進む。

再び眼下に千曲川（信濃川）！

千曲川もこの辺りでは、まるで渓谷の様だった。

おそらく開拓者が敷き詰めた石段。

そして、前方は再び沢と一体化した登山道。

斜面から流れ落ちる沢が苔を育み登山道は完全に水没している。

今までに、小さな沢は何度も渡渉してきたが、

みずな沢、東沢、三宝沢と言った地図にも記される

大きな沢の出会い地点は実は登山道からは殆ど確認が出来ない。

もしかすれば、出会い地点＝氾濫＝迂回路

（グリーンロープの向こう側）になっていたのかもしれない。

それにしても、、まるで水量が減っていない！！！！

どういう事だ？？

この辺りの風景も実に良かった！

そして有り難いことに9月の初めとは言え、、

アブやら、蚊、蜂などは皆無だった！！

リボンと頼りない指導標

おおそらく、気のいい先人ハイカーが、

これじゃあ目立たねえよ！リボンでも巻いたるわ！

と勝手に括り付けたのだろう！！

本当に感謝である！

前方にもリボンがある！

しかし、、実はこの山は林業の方により、

進行方向右斜面にも結構な数のリボンが巻かれていた。

明らかに斜面なので、間違う事は無いと思われるが、注意は必要だ！

そして再び、、水没登山道！！

何だかんだ言って、、この辺りは最高のロケーションだった！！

そして、、

足元から右側斜面にかけて、

甲武信ヶ岳最大のモフモフ核心部が広がっていた！！！

こりゃ、、凄え、、、。

特に苔には興味はないが、、、

否！アクアリスト（水槽愛好家）にとっては

むしろ苔は敵なのだが、、、この風景には暫く立ち止まった！！！

千曲川源流まであと1.45Ｋm

率直な意見を言わせてもらえば、、

見ごたえのある景色の中を歩いたとは言え、

あと2.1ｋｍからの距離は本当に縮まらなかった！！

源流地点に近づくに連れ、斜面から流れ込む沢の数が幾分増えた様に思えた！

とは言え、源流まではまだ1ｋｍ以上もある

再び渡渉で先へと進む

多分、この渡渉ポイントは林道で言えば洗い越しに通じるものがある

勝手な推測だが、洗い越しマニアにはこの渡渉ポイントは間違いなく好まれるであろう!

登山道は何処もかしこも、沢だらけである！！

そして、、

再び迂回するために一旦高度を上げる

勾配はそれなりにあり、この先で一旦沢に近づくために

登山道は下りとなるのだが、こちら側からの上りに対して、下りの距離は格段に短い

つまり復路では嫌な登り返しを殆ど気にしなくて良いレベルのアップダウンである。

今回毛木場から登って終始現れる源流迄のアップダウンは全てこのパターンである！

再び平穏な道があの先に見えてきた！

千曲川源流までは勾配は緩やかとは言われているが、

登山道の路面が生易しい訳ではない！！

それに、、熊が出ても逃げ場の無い様な道が続いている

再び指導標だ、、、。距離明記が何故出来ねえ？？

更に千曲川に接近

前方は再度平穏な登山道となる。

登山道全てがこのレベルの道であれば、

源流迄誰でも行けるであろう、、

だがしかし、、

美しい風景とは言え、この鬱蒼とした森の中を単独で、、(いや別にグループでもいいが）

片道5ｋmも歩くとなるとそれなりの経験、経験がなければ度胸、、

いや、道迷いも含めて経験は必要だ！

ん

遠くに見えるあれは桟橋じゃねえか？

そして、、本日初の本流渡りとなる！！

この場所を堺に千曲川右岸を歩くことになる！

因みに、山に背を向けて下流方面に向いて、

右側を右岸、左側を左岸と言う。

登っている場合は左側が右岸となるので、なんともややこしい！

新旧2つの桟橋が架かるが、信用度の高いNEW桟橋を渡った！

桟橋から見た千曲川！

水量はまだまだ多い！！！

これほどの水量で、、あと1ｋｍ程度で、

果たして、、最初の一滴の様な状況になるのだろうか？？

見れば斜面からも沢が流れ込む！

今回は、白ボケした画像のiPhoneカメラを何とも悔いた

直射日光が差し込めば、iphoneでもそれなりに綺麗に撮れるのだが、、

この薄暗い苔苔ワールドでは、、丸出だめ夫だ！！！

一眼持ってくればよかったなぁ、、。

この先源流近くまで暫くの間右岸を進むのだが、、

体感距離敵には丁度右岸に移ったこの辺りが

全行程の中間地点という感覚だった！

そして、、

この辺りは完全な川べりルートとなる

程なくして、、崩落地点を避けるように強引に迂回を迫られる！

しかも画像左に見えるガレガレルートでの迂回だ！

おおっ！

遂に1kmを切ったぞ！！！

それにしても、、、長え、、道のりだ！