甲武信ヶ岳・2毛木場から千曲川(信濃川）日本で最も長い河川の源流へ

8時57分

入山から35分経過

それなりに歩いてきたつもりだが、入山してからまだ35分経過したに過ぎない。

また数少ない

前方の指導標には源流までの距離が記されていない。

これは地味にガッカリさせられるパターンだ

やはり指導標を見つける＝距離縮まる！よっしゃぁ～嬉しい！はハイカーにとっては励みとなる。

この山での希少な指導標がこれではイカンよ！

ところで、この指導標の場所！！

実はこの先のルートが少しばかり分かり難かった。

というのも指導標に背を向け180度反対側の斜面に向かって進むのだが、

ご覧の様に指導標の先にも進めそうに見える！

いや！登山未経験者なら進むぞこれ！

しかし、、

よくよく見れば、、倒木の入っちゃ駄目よサインがあるではないか！

これは、、行けそうに見えて行ったら駄目なやつだ！

私も殆ど素人のレベルのハイカーにすぎないが、

これから登山を始める人はこの倒木サインは知っておいた方が良い。

という事で、斜面から逆方向に伸びる道へと進んだ！

程なくして今までの方向から

折り返す様に道が延びている事が確認出来た！

先程までの沢沿いの風景とは全く異なる景色の中を進む

ん！こっちのほうが明るくていいいじゃねえか！！

すると前方に開けた場所が現れた！

ん！　ケルン発見！！！

益々良い雰囲気だ！！

折角だ！積み上げよう！

この広場の先を覗いてみると崖になっており、

前回の記事の最後に渡渉した沢を崖の上から見る事ができた。

ただし、ほんの僅かな距離で流れは随分と細くなっていた。

やはり名もなき支流である。

広場を後にして、先へと進む。

これだけ登れば、多少なりとも千曲川との高低差は開いたであろう、、。

そして、その先は

苔苔モフモフ地帯とは打って変わって、ごく普通の登山道となる！

見下ろすと、先程まで歩いてきた道が見える

先程まで歩いてきた道が見えるということは、

つまりジグサグと、、折り返して登ってきたと言うわけだ。

前方は浮き石地獄に加え、ヒョッコリ熊が登場しかねない鬱蒼とした道となった！

ひょっこりだけは、、やめてくれろ！

さんざん広い道を歩かされて、急速細道大変化は不安だ！！

浮石ひょっこり熊地獄を過ぎると、

入山直後のような広々とした作業道レベルの道が復活した！

入山直後からか細い登山道であれば、10分も歩けばその雰囲気に心が馴染む、

だが、入山直後から暫くの間、作業道レベルの幅員の道を歩かされると、

急速に細幅のいわゆる普通の登山道になると、些か不安な気持ちにさせられるものだ。

そういう意味では先程の極細熊さんひょっこり登山道から開放された

全てが見渡せるこのエリアは安心感満載だった！

ふと見上げれば、、

木々の隙間から除く青空、、、。

だが現実は、、まだまだ、尾根は近づいてこねえ、、、。

嘗ては沢が好きで、沢沿いを歩きたい、沢のない道なんて歩きたくもねえ！

等と思っていたが、今はこういった開けた道のほうが好みである。

なんとも、、いい感じじゃあるまいか！！

まるで高尾界隈の様な、、

居眠りしそうな安心感の漂う道を進む！

ん

これは再び渡渉だ！！！

水流の少ない今にも枯れそうな沢を渡った！

そしてその先は、、、

急速に崖っぷち道へと私を誘った！

ありゃ？どっちだ？？

見ればケルンが積み上げられている！

迷いポイントのケルンは「旦那！道合ってませ！」の心強い道標だ！

ケルンを過ぎ先へと進んだ！

おおっ！！

数分前まで歩いていた谷底からは到底見えない展望だ！！

しかしなぁ、、まだまだ遠いわ！！

崖っぷち道を先へと進むと、、

桟橋一号の登場だ！

信用して良いのやら？というレベルの橋を渡ると、、

再びやってきたぞ

苔苔モフモフワールドだ！！！

やはり、、これはこれで、、素晴らしい風景だ！

そして現れる桟橋2号！！

この苔むした感じは

やはり、、すぐ側に沢が接近だ！！！

しかし、、あれほど沢を迂回して高度を上げたのに、、

こんなにも近くに沢が接近しているという事は、、、

沢も急速に高度を上げたと言うことか、、

つまり、、登山道から見えない場所に滝でもあるのだろうか？？

等と思いつつも、、確認のしようもねえ、、、

そして再び前方はいい感じに登りまくっている！

更にその先には桟橋3号だ！

うぐっ！！！

これはっ！！！

完全に腐っているじゃねえか！！！！

し、、、信用、、、できねえ、、。

この梯子を実際に降ってみると、、多分あと、、数ヶ月くらいは大丈夫じゃねえか？？

そんな気がした！

そしてその先は再び沢沿いの道となる。

沢との高低差は0に等しい！！！

お！

ケルンだ！！！

積ませてもらおうじゃねえか！

沢沿いの道を進む。

夏場であればこのコース、、涼しいのだろうか？？、、それとも蒸し蒸しか、、？？？

おそらく、この真緑色の苔加減からして、相当湿度も高いと思われる。

9時19分

あと3分ほどで、入山してから1時間だ、、。

どれくらい歩いたのだろうか？？？

皆目検討もつかねえが、、、そこそこ距離は進んだ筈だ、、、

でも、、全然沢が細くならねえ、、。

お！再びの指導標だが、、相変わらずの距離は不明！！

ん～～～なんか、、、飽きてきた！！！

登山道も道らしい道ではなくなり、、

かなりの頻度でリボンを頼る事となる。

おおっ！

ナイス千曲川（信濃川）

苔に覆われた登山道を進んで行くと、、ようやく太陽光が射し込んできた！

おおっ！なんとも美しい風景じゃねえか！

やはり、、噂通りの凄い景色の連続だ！

おお～～～ここは、、屋久島か？？

紅葉シーズンに訪れたら、、この道はどうなっているんだろう？？

苔＆紅葉かぁ、、想像も出来ねえ、、、

それよりも、、駐車場は戦場だろうなぁ、、。

ん～～こっちは想像も容易い、、。

それにしても、、見事な景色だ！

まるで、苔の庭園の様な登山道だ！

この辺りの風景は実に素晴らしかった！

すげえな、、、まるで昭和のカレンダーだ！！

しかし、昭和のカレンダーとはちょっとばかり違う！

昭和のカレンダーの場合、何故だかこの景色の中に全裸の美女？？

いや、よく見れば微妙な美女？があの苔の岩辺りでセクシーポーズで立っているのだ！！

(ホントかよ！）

ん～これは純粋に山の景色に他ならない！

ん

沢の出合なのか？？

登山道は右の沢に沿って進んでいるが、、、どう見ても水流は左の沢のほうが多い！！！

そして、そこから、登山道は沢から離れるように高度を上げていく。

右の沢に沿って進んでいるぞ！！左が本流じゃねえのか？？

登山道を横切る様に沢の水が流れ込む！

このコース、そこらじゅうから水が湧き出ている！

小さな沢を渡渉すると眼下に千曲川が見えた。

なるほど！！

左右に別れた沢は僅か先で再び一つに繋がった。

先程の分岐、、なるほど！中洲が出来ていたのか！

やがて登山道そのもの迄もが、苔に覆われだした！！

相変わらず、、後何キロ？？か不明の指導標、、

そして、、

道そのものが沢となった！！！

これは、、、高得点だ！！！

しかし、、画像右側に見える人工的な四角形の構造物はなんだろう？

（未確認なので、次回に答えも出ません）