武甲山 周回 1

6月某日

予報によると週末は曇という事で

何処か近場にチャリで行って適当に済ますかと、諦めていた登山であったが、

前日になり天候の予報は一転し夕方までは晴れに変わっていた。

そこで、、

急遽武甲山を周回するルートでの登山を決行した！

時間的余裕もなく、予備知識はネットの情報を軽く漁った程度だ！

武甲山と言えども周回コースともなると、10km前後の距離となり、

累計標高は1000Mを越える。当然7時間くらいの時間的余裕は欲しいところだが、、

なにせ、5時にはワンコの散歩！家に戻ったのは6時20分で、

身支度を整え家を出たのは7時30分、車に乗り込み、、見ればガソリンは空っ穴！

仕方なしに馴染みのスタンドに寄り、、

なんだかんだで、自宅周辺からの脱出は8時近くになってしまった！

あ～気持ち的には９時前には登山口にいたかったのだが、、

結局登山開始時刻は10時40分となり、

超久々に休憩無しストイック登山を強いられる事となった！

果たして、、このデブった体で大丈夫だろうか、、、、。

話はほんの少し戻って、、、自宅から、、。

レッドタマシャリンに乗り込み、武甲山を検索すると予想外のルートを示した！

これまで、秩父方面に向かう際には真っ先に検索された岩蔵街道ルートではなく

名栗から入る５３号青梅秩父線ルートであった！

　

日野バイパスを抜けた先から予想外の渋滞に苛まれ、、青梅市街を抜けた頃には

９時前登山口は絶望的だった！（そもそも家を出たのが遅すぎる！！）

名栗に入ると交通量は殆なく、ストレスから開放されたドライブとなった！

グネグネのワインディングロードである青梅秩父線に入り暫く走り

やがて正丸トンネルの信号を左折し、一体どこから武甲山の登山口である

一の鳥居へと向かうのだろうと考えていると、、

ラッキーな事に一の鳥居への道は秩父市街に出る遥か手前の

生川入り口の信号を左折すれば良い事にこの時はじめて気がついた！！

１０時１０分生川入り口左折

前方に武甲山が見えてくる！

そして、意外な事に、、この道をこの時間に歩いて武甲山に向かうハイカーを数組見かけた！

平日なのに、、結構人が多いのだろうか、、。

程なくして、、

鉱山らしい景色へと変わっていく！

秩父石炭鉱業に、菱光石炭鉱業、、と山間部好きにはお馴染みの工場名が連なる！

その向こうに見える武甲山は1300ｍとは思えぬ程に高く聳え立って見えた！

、、、マジあれ登るのか？？

（こんな時間から、、しかも周回とは、、、）

工場の間を縫うように車を走らせる、、、。

あ、、これ、、まあもさんの好きそうな景色だ、、。

殆ど工場の私道の様な見た目の道を進む！

これはこれで一見の価値ありだ！

意外なことに案外ダンプの出入りは少ないと感じた！

工場地帯を過ぎると急速に道は細くなり

その細さたるや、、

対向車が来たらどうするよ？？といった感じの道幅であった！

しかし、、狭い箇所もあれば、行き違い可能な広い箇所もあるので何も心配する必要はない。

何よりここから一の鳥居まで、１分程度だ！

１０時２１分

生川（うぶかわ）一の鳥居

驚いた事に平日であるにもかかわらず、、駐車場は６割以上埋まっていた！

レッドタマシャリンを停め、駐車場周りを探索する！

おおっ！！

これはっ！！

令和元年の大流行！

狛犬ブームの火付け役となった

ナノレカワさんが喜びそうなワンコだ！！！

だが、、俺には、、犬なのか、、狼なのか、、よく分からん。

コイツは痩せていてアバラがクッキリで、、、

コイツは苔まみれ、、、。

鳥居の手前で四頭のワンコが奥の院を守っているのだろうか、、。

（まるでわからんが、、）

因みに、、ここは壱丁目らしい、、何壱丁目かはわからん。

毎度のことながらこの手の事には興味がないので全く調べておらん!

鳥居近くには仮設っぽいトイレ、、、

折角なので勇気を振り絞り扉を開けると、、

驚くほどキレイ！しかも臭くない！！！！

トイレの裏には手洗い所もある！！

さて、、そろそろ行ってみるとするか、、、。

駐車場奥に設置された地図を撮影した。

道が分からなくなったら、、この画像を見よう！

登山届を提出し、、

１０時４０分入山！（一服してたりしたら、、２０分も無駄にしてしもうた！）

　　　

登山道に入ってすぐは作業道のような道を進む。

橋を渡り沢を越える。

ん

二丁目迄、、来たぞ！

参道脇には、、、

あら、、民家なのか？？？

ここは休日のみの営業らしい。

お！！！

売地だ！！！

ヤマウじゃねえ！！

さてはヤマウめ！田舎塾に売ったな！！（多分違う）

田舎塾の土地を過ぎ先へと進む。

ん

も、、もう５丁目か！！！

杉林の道だが、、不思議と雰囲気は悪くない！

暫くは沢に沿って進むのだが、、、

よく見れば沢の向こうには林道が、、、

しかし、、中途半端な山奥感はここまでだ！

ここから先は本気の登山道だ！！！

と思いながら歩いていくと、、、。

七丁目を過ぎ、、、

あ

なんだこりゃ、、

生簀か？？

見ればこの辺り一帯生簀だらけ、、

そして、、再び林道に出た！！

中途半端な山奥感健在じゃねえか！！

しかし、、

八丁目にさしかかり、前方の指導標に従って進んでいくと

そこから先は本気の舗装路？？となっていた！！

沢に沿って先へと進む！

既に九丁目だ、、、

入山して１０分足らずで九丁目とは、、

これでは山頂につく頃には

３億８５丁目くらいになるのではなかろうか？？？

そして、、前方に見えるのは、、本気の舗装路だ！！

画像では緩やかに見えるが、、初っ端からのこの勾配が

本日一番キツかった！！

これは断じて歩きやすくする為の舗装ではない！

勾配がキツすぎて

崩れやすいんで固めちゃえ！と言う発想の元に塗り固められた舗装だ（憶測）

ウンザリする様な地獄の坂道を歩く！

ま、、、マジ、、キツイ、、、こんなんで、、周回できるのか、、俺は、、

いや、、、山頂だって怪しいぞ、、。

おやっ！

持山寺跡、、シラジクボ、、、

シラジクボってなんだ？？

シラジクボには進まずに、地獄の舗装路を進む！

地獄の舗装路が終わりようやくマトモな登山道になった！

本来は舗装路の方がマトモな道なのだが、、

この時は登山道がマトモに見える程の地獄っぷりを

あの舗装路は発揮していた

十五丁目、、

いい加減コイツの写真を撮るのも面倒になってきた。

ようやくノンビリと歩ける道になったか、、。

仮設橋の様な橋を渡り先へと進む

そして、、

根っこ道の先には、、、

１１時０４分

きたぞ！

不動滝だ！

不動滝全容

タオルを水で濡らし汗を拭った！

登山者の皆様へのお願いらしい

武甲山山頂にはトイレが設置してありますが、雨水を利用しているため

慢性的に水が不足しています。

そこで、ここに置いてあるペットボトルに滝の水を入れ

山頂まで運んでいただけないでしょうか。

山頂トイレの水不足解消のためご協力をお願い致します。

そう言われても、、、

ペットボトル、、、デカッ！！

運んであげたいのは山々だが、、実ここ1ヶ月程は首の痛みが酷く

先程滝の水でタオルを濡らし、、首を冷やし、何とか痛みが和らいだところだ、、。

す、、すまぬ！！！

完璧に無理！

これを運んだら誰かが俺を運ぶことになりかねん！

不動滝を過ぎ先へと進んだ！

前方には立派な橋が架かっていた。

リユックの重さが肩に首にのしかかる、、、。

やべえ、、マジ、、クラクラするわ、、。

つづく、、。