草花大橋を歩いて渡る（都道250号不通区間）

草花大橋

多摩川へと流れ込む一級河川である平井川を多摩川出会いから遡上して

間もない場所に架かる一本の橋。それが草花大橋だ。

15年前だろうか、平井川の土手を自転車走行している時にふと見上げると、

大きな橋を架ける為の大掛かりな工事をしていた記憶がある。

当時は圏央道も全線開通しておらず、こんな所を高速が通るのか？と勘違いした記憶もある。

あれから随分と歳月が経過したが、諸事情により未だにこの橋は通行出来ないままである。

また草花大橋の上には数多くのガードレールが整然と並べられ、

何とも異様な光景を航空写真で確認することが出来る。

では、、早速渡ってみよう。

自転車さえも通行禁止となっており、

本来は誰も通らせたくないという強い意志みたいなものを感じだ。

自転車が通行した所で何ら問題も無い様に思えるのだが、、

徒歩以外は認められない事情でもあるのだろうか？

こちらは橋の下の田園風景。

生活が便利になるという期待から農地を差し出し家屋を縮小した住民は

何のために協力したか分からないと嘆いているという話を聞いた事がある。

2013年に竣工し、13億円の予算を投じるも未だに通行出来ない橋。　

これで、良い思いをしたのは誰だと考えると、

住民の生活をより良くするためではなく、単に橋を作りたかっただけと

思われても仕方のない事なのではなかろうか？

果たして、橋の近くにお住まいの方々は開通し便利になった方が良いのか？

或いは交通量0の現状の方が良いのか、、どちらなのだろう？

長閑な水田の上に架かる橋。

この橋が開通すると旧五日市街道JAあきがわからファーマーズセンター辺りから

羽村大橋東詰交差点迄を結ぶ道となるのだが、

正直、開通した所で危険を危惧される様な交通量の道になるとも思えないのだが、、、。

まぁ、、実際はどうなんだろう？

個人的には交通量がどんなに増えても

平井川沿いのこの美しい田園風景はいつまでも残って欲しいものだが、、、。

歩道以外は立ち入らせない頑ななフェンス！！

長年放置されたままの橋は、既にひび割れまくっている。

数メートる毎にクラックを確認できる。

飲みかけのペットボトルも投げ込まれている。

フェンスの上から撮影してみた。

橋の上に留まって路面をじっくりと観察したこともないのだが、、

橋とは本来こういう風にクラックだらけでも、何ら問題のない物なのだろうか？

それとも、、放ったらかしにされすぎて

まぁまぁヤバい状況なのだろうか？

思えば15年前

眼下に見えるあの茂みの所から竣工して間もない草花大橋を見上げたのが

草花大橋を初めて見た時である。

もういっそ、、そこそこ整備して、、

スケボーランドとして開放した方が良いんじゃないの？？等と思ったり、、、。

平井川を渡り、、、

対岸に到着。

信号まで設置したものの、、、

いや、、こうなると薄々気がついていたら、、信号設置はもう少し待ったほうが良かったのでは？？

いやいや、、そんな予感が少しでもしていたら、、そもそも中止も出来た筈では？

あ～やはり通行できなくても作ることに意味があったのか！

、、、、、等と考えてしまうのは、色々信用出来ない事が多すぎるせいだろうか？

嘗ての農地はこの道のために退いたのに、、、。

草花大橋から南へ100m程度のゲート

その先は良い感じの駐車場状態。

綺麗に整備された歩道と、近くの農地の方しか使用しない道路が

何とも不自然な光景に見える。

不通区間の終点旧五日市街道　JAあきがわ手前。

カバーで覆い隠された信号がなんとも不気味である。